2019年1月7日月曜日

獲物のありがたみ

一昨日の出猟。
この日は一番下の方の猟場をやった。しかしいつもとは反対方向から勢子が攻めるという、ちょっと変則的な作戦になった。
数日前に雪が降ったそうだが、日陰に少し残ってる程度だった。
沢を上流に向いて左の斜面に陣取り、向かい側の斜面の奥から来る獲物を狙う。
雪が降って山から獲物が下りてきていればいいのだが、どうも獲物は薄い感じだ。
この日は天気はよく、タツマで待っていてもそれほど寒くはない。
なかなか出て来ないなと向こう側の斜面を眺めていると、左の方に何かチラチラ動くのが見えた。
ワンコがもう来たか?と思ってよく見たら、小ぶりの猪だった。同じぐらいの大きさの二頭がうろちょろしている。
7~80mぐらいあったろうか。そのまま左に行って上のタツマに掛かるか?と無線で連絡して見ていると、日向になっていたせいかそっちの方には行かないで上の方に上りはじめた。
猪は暗いところを好んで移動する習性があるそうだ。日向を嫌って日陰の上の方に行こうとしたらしい。
このままでは上のタツマにも掛からないので、ダメもとで撃ってみた。
12番スラッグだったが、さすがに中らないw
しかし猪は何処から撃たれたのか分からないらしく、またその場をうろちょろしはじめた。
どっちに行く?と見ていたら、正面の斜面を右の方(沢の下流)に走り始めた。
真正面は杉林でよく見えない。杉林を出た立木が薄い場所で見えそうだ。距離は6~70mぐらいか。
2発目は9粒のバックショットだったが、これではだめなのでは排莢して3発目のスラッグを薬室に送る。
狙いを付けて追ったが一頭目には間に合わなかったので見送って、同じところを来た二頭目を狙う。
走っているので鼻先に狙いを定めて引き金を引いた。一瞬ずっこけた様にも見えたが、猪はそのまま走って行った。
直後に下のタツマでも二発銃声が聞こえたが、結局止まらず切られてしまった・・・
猪は弾が中ると鳴き声を発するので、今回はそれが聞こえなかったから中ってはいなかったのだろう。あとで見に行ったが血痕もなく中った形跡はなかった。
しかし子豚の兄弟という感じだったが、親猪は何処に行ったのだろうか?・・・また大きくなってから出会いたいものだw
この日は勢子が仕留めた雄鹿一頭だった。
一頃より大分獲れなくなっただな・・・年がら年中駆除をやっていて、猟場の周辺の獲物が少なくなってるみたいだ。雪が少ないってのもあるのかもしれない。
まあこれぐらいの方が獲物のありがたみがあっていいのかもしれないけれど・・・

2 件のコメント:

  1. スラッグ弾って100メートル先では音速
    超えてるんかな?
    音速超えてたら当たるまでバレへんけどw
    デ

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  2. 初速は音速に近いみたいだが、100先だとどうだろな?
    まあ反応速度を考えると、中る前に気が付くって事はないだろなw

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