2019年3月21日木曜日

ダラダラと・・・

 休みだったので一日ダラダラとシース作ってた。
ポーチタイプの折り返しの溝って普通どのぐらいの深さでやってるんだろか?
昔シース名人の中川さんに聞いた話じゃ、革の強度は銀面が7~8割持っているんだそうだ。床面ってのはあまり強度には貢献してない様だ。
自分の場合溝は厚みの2/3程度まで彫ってしまう。
1/3程度残っていれば強度的には十分だ。

 最初はレザークラフト用のV溝切りで彫っていく。

 ある程度したら大きめのⅤ字の彫刻刀で彫る。


 以前はU字溝で彫っていたが、最近はV溝でやっている。
Ⅴの角度がもうちょっと鈍角ならいいのだが、道具は使える様に使えばいい。少し折って彫る事で対応している。

 好みが分かれるかもしれないが、自分はしっかり折り返してある方が好きだ。

ベルトループの折り返しは浅く広めに漉く。
強度に影響のある銀面を何故削る?って疑問があるかもしれない。事実自分も以前は不思議に思っていた。
この部分を漉いておかないと皺になってきれいな折り返しにならない。
皺になった分は強度には貢献しない。なので取ってしまっても大丈夫なんだな。
皺になる分だけ取ればいいので、溝にする必要はない。

 ベルトループの縫う部分は漉いておく。
やる必要はないかもしれないが、厚いままだと野暮ったく感じる。

 内側の縫い目は沈む様に溝を彫る。

 縫ったら木槌で思いっきり叩いて縫い目を沈める。

とりあえず仮のウェットフォームして今日はおしまい・・・

シース待ちが4本・・・
ゆっくりやろう・・・

2 件のコメント:

  1. ベルトループの部分を斜めに漉いて置くのは良いことだと思います、此処を其のままだと確かに野暮ったいし漉いて有るほうが仕事をして有りますって感じがしますのでね、此れはマトリックスに居た今は独立していますけれど安永さんに随分と前に言われてそれから漉くようにしているんですよ、漉いて有るほうが見た目にとてもすっきりしていて、此処を漉くようにしてからは此処は色は入れなくしているんですよ。

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  2. ここ漉くの教えてもらったのは横山さんでしたね。
    自分も安さんには昔色々な事教えてもらいました。
    回りまわってノウハウを共有できるってのも面白いですねw

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