2019年12月30日月曜日

前半戦終了

昨日は今年最後の出猟だった。
今回の猟場は比較的高い場所だったので雪が大分積もっていた。
道路沿いにタツマを張って、稜線を見上げる様に見張り、向こう側から勢子が追い立てる手はずになる。
自分の入ったタツマは一番下だった。
見上げる方向はよく見えるが、左右が微妙に見通しが悪い。
何とかいい場所を探して、立木を背に座り込んで待つ事にする。

タツマの配置が完了して勢子が動き出す直前に、右の方から雌鹿の5~6頭ほどの群れが来た。警戒しながら小走りに近づいてくる。
気取られない様に構えてみるが、右方向なので狙いにくい。
40mほど手前は窪んでいて一旦鹿が見えなくなったが、出てくるのを待った。
先頭の鹿が30mほど手前に姿を出した。
しっかり狙いたいと思ったが、気取られて鹿は反転して行った・・・引き金を引いてしまえばよかったw
立ち上がり逃げる鹿の群れに、初矢の12番スラッグ二の矢三の矢は9粒ノバックショットを撃ち込んだ。40mほどの距離だったろうか。
斜面を登って行く群れの中の一頭が転んで、逆に斜面を降りて行く。弾帯からスラッグを一発撃ち込んで止まった・・・
見に行くと小さい雌鹿だった。
まだ息があったので暴威ナイフで首筋を切り払って 血抜きを兼ねて留め刺す。
よくよく見るとスラッグが2発中っていた。
初矢が中っていたんだな。動くものに中ったなんて珍しいw


その場で内蔵だけ出してタツマに戻る。
今の時期は、まだ胃の中は笹の葉で緑色だ。
笹っ葉無くなると木の皮食って茶色くなる。そうなると肉も渋くてあまり美味くなくなる・・・









その後は勢子が近づいても獲物が出る気配はなかった。
稜線に向かって逃げた群れは勢子に掛かるかと思ったが、何処かで切られてしまった様だ・・・
解除になってから勢子長に撃ったあとを確認しろと指令があった。
中ってないだろうと思っていたが、見に行くと血痕がポツポツと逃げた方向に続いていた。
追ってみるが血の量は少ない。致命傷ならば所々で休む跡ががるはずだが、ずっと足跡の乱れもなく続いている・・・

 途中勢子長と行き会って、追跡を代わってもらった。80歳越えているがえらく元気で頼もしいw
しかし相当追っていったそうだが、結局見つける事はできなかった・・・
おそらくバックショットがかすった程度だったのかもしれない。

猟場撤収後に作戦参謀が見切り中に獲った鹿を回収に行く。
急斜面下の100mぐらい先を指して「あの葉っぱのある木の下辺りにある」と言うが、行ってみたらそこから滑り落ちて、さらに50mぐらい下の沢底に引っかかっていた。引っかかってなければ、さらに下に落ちていた・・・
結構でっかい雌鹿で脂がよく乗ってる。
その場で解体して5人がかりで回収した。足場が悪く解体には難儀した。この日はこれが一番くたびれた・・・
結局鹿2頭でこの日は終わった。
5~6頭の群れが来たのに、獲れたのは小さい鹿一頭だったのは残念な気がしたが、年中にもう一頭獲れて嬉しかった。
もう猟期も半分終わってしまう。
後半も安全に楽しくやって行きたい・・・

2 件のコメント:

  1. もう今年もあと僅かやね。
    時間を大切に使おうと思っても
    時間の無駄遣いが多いわーw
    デ

    返信削除
    返信
    1. まあせこい事考えてもしゃあない。
      無駄な事も考え様によっては有効な時もあるw

      削除