2019年8月7日水曜日

いい傾向



 RWL34のブレード二本は熱処理に出していた。
焼鈍しの有無で、どちらも熱処理で反る事はなかった。
RWL34は応力除去の焼鈍しは必要なさそうだ。





硬さを測ってみた。
気温が高いせいか、硬さ基準片を測ると真値と表示値のずれがいつもより大きい・・・といっても0.4程度だが。基準片を使って読み取った値を補正しないと、この手の測定は正確にはいかない。

今回3.5incF&SはATS34の条件で、3incSSはCRMO7の条件でマトリックスアイダに出した。
硬さはF&SがHRc61.7、SSがHRc63.7だった。
前回使った時と同じ傾向だ。
RWL34はATS34より硬さは1程高くできる様だ。

マトリックスアイダのATS34の条件とCRMO7の条件の違いは焼き戻しの条件にある。
ATS34は二次硬化する高温焼き戻しだが、CRMO7は極低温の焼き戻しなのだ。
どちらがいいかは好みの問題もあって難しいところだが、SPGⅡ、カウリY、RWL34とも実際使ってみて分かったが、極低温の焼き戻しでも十分に粘って実用には問題ない。

前に使った時も思ったが、RWL34は磨きやすくていいなw

2 件のコメント:

  1. RWL34ホント良さそうですね~
    作り手にとっては反りが出ないのと磨きやすさも大きな魅力ですw
    マトリックスさんが代理店になってくれたおかげで安定供給されそうですね。
    僕も次からはRWL34を使おうと思います!

     HILTS

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  2. 武生の鋼材みたいに熱処理で曲がる事がないみたいですw
    RWL34なかなかいい鋼材です。
    これが安定供給されるならATS34無くなってもいいかなって思いますw

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