2019年4月1日月曜日

もう二本完成

 ケーパーフィン、もしくはトラウト&バードか?全長184㎜、刃長79㎜。
3㎜厚の銀紙1号を削り抜いて実質2.7㎜厚にしている。
3incのつもりだったが、原型をちょっとアレンジした時に間違えてブレードが僅かに長くなってしまった・・・
しかしバランス的にはこれでよかったかもしれない。


 ハンドルはブラックリネンマイカルタ。
ブラックリネンは縞模様がきれいに出て好きだ。
ブレードの銀紙1号はよく見ると磨いた表面に積層鋼の様な縞模様が出ている。圧延による炭化物の濃淡が模様として出ているのだが、ATS34のK-typeや銀紙3号と違っていて面白い。
銀紙1号は系統的には440Cに近い。熱処理後の硬さは銀紙3号より若干低い。以前考察した通りだった。

 ハンドル前端は薄く絞ってある。
インプルーヴド的にグルーブ付けるべきかと思ったが、ない方がすっきりしていてよかった。

 シースはあえてシングルステッチにしてみた。このモデルには細身のシースの方が似合うと思う。
あまりよく見ないで革の板取りをしたため、虫刺されの跡がちょうど背側のヒルトの位置ぐらいの所に出てしまった・・・
まあこれもブルハイドの特徴で、面白味の一つと思ってもらいたいw


 4incドロップ、全長205㎜、刃長94㎜。
4㎜厚のATS34を削り込んで実質2.7㎜厚にしている。
これも気に入ってるパターンだが、毎回微妙に形状を変えている。


ハンドルはアイアンウッドを使った。
瘤の様な派手な模様ではないが、それなりに面白味はあると思う。

4incと称するが実際には少し短い。
とはいえ結構大きい。
ドロップはちょっと癖があるが、使いこなせればとても便利なものだ。
シースはいつも通りダブルステッチにした。
それでもできるだけコンパクトにまとめたつもりだ。
シースはやっぱり革がいいねw


2 件のコメント:

  1. ケーパーフィン良いですね~
    薄いヒルトにやや丸っこいバットのハンドル形状がメリハリがあって素晴らしいです!
    僕もいつかこのモデルを作るならバーガンディかブラックのマイカルタを使いたいですね。

     HILTS

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  2. ケーパーフィンはハンドル半ばから後端はもうちょっと薄くするべきかと悩みましたが、面取りを思い切って取ってみたら、こんなのもありかなって感じに出来ましたw
    ラブレスデザインでこういった細身で小さめのモデルは作った事なかったのですが、こういうのもなかなかいいですね。

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