あるフォルダーメーカーからスプリングの硬さ測定のご依頼。
ATS34だが熱処理条件は分からない・・・
スプリングはブレードとは焼き戻し条件が違うんじゃないかとの事だったが、果たしてどうなんだ?
なるほどそういう事なのかな・・・
打った切った・・・
ガスコンロで加熱してみるつもり。
その前に焼き色と温度を確認。
600℃だと薄暗くした中で僅かに赤味が出る程度。
500℃だと余程周りを暗くしても発光は見えない。
とりあえず600℃に数秒加熱して水冷。
酸化被膜はこんな感じ。
硬さを測ってみる。
なるほどこの程の度硬さになるのか・・・
二回目に今度は680℃でやってみる。
なんで680℃かっていうと、このガスコンロだとそれ以上あがらないw
今度はこんな焼き色。
硬さを測ってみた。なるほど、こうなるのか・・・
変化は回数でなくおそらく温度の違いなんだろう。
打った切って加熱してない方の組織を観察してみた。
これは75倍の写真だが、僅かに上下方向に鍛流線が見られる。
クロスロールのKタイプだが、若干の方位性はある様だ・・・
色々やってみると面白い事が分かるもんだw
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