マトリックスアイダに行って、熱処理に出してたドロップを受け取ってきた。
SPGⅡだが、今回は硬さ重視の条件でやってみた。
ブレードを見ていて妙な事に気が付いた。
よく見ると最後に掛けたペーパーの目と違う方向に磨き残しの様な跡が出てる・・・
磨き残しだとすると方向からして二つ前の目になる。
だとすると220番のダイヤヤスリの目って事になる。
今回は鉄工ヤスリでの切削のあとは、220番のダイヤヤスリ→400番のペーパー→800番のペーパーと掛けて熱処理に出していた。
とりあえず800番を掛けてみる。
220番のダイヤの目と思われる跡は簡単に消えてしまった。
ダイヤの研磨はどちらかというと切削に近いから、ひょっとすると塑性変形による跡が酸化被膜が付く事で見えていたのか?
フライスで平面研磨すると、熱処理後にリカッソにツールマークが出てきたなんて話を聞いた事がある。それと似た事なのかもしれない。
しかしそうなると、磨いた後でエッチングすると再び出てくる可能性もある。
まあエッチングなんてしなければ問題ないか・・・
3incセミスキナーとフィールド&ストリームはハンドルの研磨の最中。
3incセミスキナーやF&Sって、日本人の手にはちょうどいい大きさだよね。
鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・ 但し2017年からはちょっとづつ機械使ってるよ~ Twitterもやってます。 https://twitter.com/LnSsC6TqPJZaepn
2019年8月28日水曜日
2019年8月25日日曜日
謎ナイフ・・・
スーパーイハエンドコレクターのk氏から、また依頼が来た。
デビッドボウイのデンドライトスチールとかいう440Cを鋳造して作った物らしい。これの組織を見てほしいとの事。
比較用にガーバーのフォルダーも付いてきた。これも440Cらしい。
シースはナイロン製なのだが、中に薄い真鍮版で作った箱が仕込んである。
エッジはもろに当たるのだが、繊細な刃付けしても意味はないんだぜ~とでもいう様な割り切った作りだw
研いでみた。
まあ普通に研げる。返りも出るしちゃんと取れる。
440Cってのもあるのかもしれないが、それほど硬くはない様だ。
とりあえず1000番まででやめておく。
鋳物といってもロストワックス鋳造だそうで、鋳型は磁器(セラミック?)を使うらしい。
おそらく鋳込時は鋳型による放熱速度が比較的に速く、組織は巨大なインゴットを鋳込むときの様には大きくはなってないと思う。
鋳込んだ状態で焼きが入るので、そのあとは焼き戻して研磨して出来上がりとなるのだろう。
新聞紙を押し切りしてみた。
あまり切れ味がいいとは言えないが、まあとりあえず切れる。
身幅が約28㎜で厚みは6㎜近い。ほぼフラットなベベルで角度はエッジのラインに正確に一定な作りだ。
どういう用途を想定してるのか、今一分からない・・・
SPGⅡとRWL34のドロップと使い比べて、ひたすら新聞紙を切ってみた。
まあこういうのもありっていやありだよな・・・
デビッドボウイのデンドライトスチールとかいう440Cを鋳造して作った物らしい。これの組織を見てほしいとの事。
比較用にガーバーのフォルダーも付いてきた。これも440Cらしい。
シースはナイロン製なのだが、中に薄い真鍮版で作った箱が仕込んである。
エッジはもろに当たるのだが、繊細な刃付けしても意味はないんだぜ~とでもいう様な割り切った作りだw
研いでみた。
まあ普通に研げる。返りも出るしちゃんと取れる。
440Cってのもあるのかもしれないが、それほど硬くはない様だ。
とりあえず1000番まででやめておく。
鋳物といってもロストワックス鋳造だそうで、鋳型は磁器(セラミック?)を使うらしい。
おそらく鋳込時は鋳型による放熱速度が比較的に速く、組織は巨大なインゴットを鋳込むときの様には大きくはなってないと思う。
鋳込んだ状態で焼きが入るので、そのあとは焼き戻して研磨して出来上がりとなるのだろう。
新聞紙を押し切りしてみた。
あまり切れ味がいいとは言えないが、まあとりあえず切れる。
身幅が約28㎜で厚みは6㎜近い。ほぼフラットなベベルで角度はエッジのラインに正確に一定な作りだ。
どういう用途を想定してるのか、今一分からない・・・
SPGⅡとRWL34のドロップと使い比べて、ひたすら新聞紙を切ってみた。
デンドライトスチールだからって、特別切れるって感じはしない。
意外といいのはSPGⅡだな。
これはちっと癖があるけど、なんだか長切れするw
まあこういうのもありっていやありだよな・・・
2019年8月18日日曜日
暑い・・・
暑い日が続く。
炎天下でのグラインドは辛い・・・
粗削りだけバーキング使って、あとは鉄工ヤスリで削る。
ベルトを取っ換え引っ替え消耗させてホローグラインドでやれば、もっと効率よく作れる。
しかしそんなに作ったところで仕方がない。そんなに売れるものでもないし・・・
多少労力は掛かっても、費用を抑えて作った方がいいと思う。
今のやり方が自分にはちょうどいい様だ。
フラットグラインドはベルトグラインダーで作るには意外と難しい。
鉄工ヤスリの切削で面を正確に作って、あとの研磨では多少のダレ許容するというのが自分の考え方。無論研磨はなるべくダレない様に工夫はするが。
薄く作ったフラットグラインドは案外使いやすい。
ホローグラインドである必要はないと思ってる。
まあ好みの問題なのだろうけどねw
炎天下でのグラインドは辛い・・・
粗削りだけバーキング使って、あとは鉄工ヤスリで削る。
ベルトを取っ換え引っ替え消耗させてホローグラインドでやれば、もっと効率よく作れる。
しかしそんなに作ったところで仕方がない。そんなに売れるものでもないし・・・
多少労力は掛かっても、費用を抑えて作った方がいいと思う。
今のやり方が自分にはちょうどいい様だ。
フラットグラインドはベルトグラインダーで作るには意外と難しい。
鉄工ヤスリの切削で面を正確に作って、あとの研磨では多少のダレ許容するというのが自分の考え方。無論研磨はなるべくダレない様に工夫はするが。
薄く作ったフラットグラインドは案外使いやすい。
ホローグラインドである必要はないと思ってる。
まあ好みの問題なのだろうけどねw
2019年8月13日火曜日
今年は
昨日の事だが、塩山まで行ってプラムと桃を買ってきた。
B級品なので格安だ。
ジャム用にソルダムが欲しかったのだが、時期が悪く品切れだった・・・
今年は梅雨が長く明けたら日照りが続いたため、あまり出来は良くないらしい。
熟しすぎて日持ちしそうにない物はジャムにする。
先ずは小さめのプラムから。品種は何だろか?
酸味が足りないのでレモンを絞って入れたら色合いがよくなった。
次はネクタリン(?)
これも酸味が足りないのでレモンを入れた。
あまり期待はしてなかったのだが、独特の香りがあって悪くない。普通に生で食べても案外美味い。
桃はただ甘いだけってのが多いが、プラムの類は酸味や香りがあって味わい深い。
毎年この時期の楽しみであるw
B級品なので格安だ。
ジャム用にソルダムが欲しかったのだが、時期が悪く品切れだった・・・
今年は梅雨が長く明けたら日照りが続いたため、あまり出来は良くないらしい。
熟しすぎて日持ちしそうにない物はジャムにする。
先ずは小さめのプラムから。品種は何だろか?
酸味が足りないのでレモンを絞って入れたら色合いがよくなった。
次はネクタリン(?)
これも酸味が足りないのでレモンを入れた。
あまり期待はしてなかったのだが、独特の香りがあって悪くない。普通に生で食べても案外美味い。
桃はただ甘いだけってのが多いが、プラムの類は酸味や香りがあって味わい深い。
毎年この時期の楽しみであるw
2019年8月7日水曜日
いい傾向
RWL34のブレード二本は熱処理に出していた。
焼鈍しの有無で、どちらも熱処理で反る事はなかった。
RWL34は応力除去の焼鈍しは必要なさそうだ。
硬さを測ってみた。
気温が高いせいか、硬さ基準片を測ると真値と表示値のずれがいつもより大きい・・・といっても0.4程度だが。基準片を使って読み取った値を補正しないと、この手の測定は正確にはいかない。
今回3.5incF&SはATS34の条件で、3incSSはCRMO7の条件でマトリックスアイダに出した。
硬さはF&SがHRc61.7、SSがHRc63.7だった。
前回使った時と同じ傾向だ。
RWL34はATS34より硬さは1程高くできる様だ。
マトリックスアイダのATS34の条件とCRMO7の条件の違いは焼き戻しの条件にある。
ATS34は二次硬化する高温焼き戻しだが、CRMO7は極低温の焼き戻しなのだ。
どちらがいいかは好みの問題もあって難しいところだが、SPGⅡ、カウリY、RWL34とも実際使ってみて分かったが、極低温の焼き戻しでも十分に粘って実用には問題ない。
前に使った時も思ったが、RWL34は磨きやすくていいなw
2019年8月6日火曜日
今年も熱かった
この前の土日で毎年恒例の刃物off会に行ってきた。
今年は新東名に新名神と使って、最短ルートで走った。
四日市のジャンクションや新名神のおかげで渋滞もなく、500㎞ちょっとを7時間半ほどで着いた。
今年も岩牡蠣食えたw
他にも食って飲んでと色々あったが、写真は撮り忘れた・・・
この時期だから仕方がないが、しかしクソ暑かったな・・・
しかし楽しかったw
恒例のじゃんけん大会の景品。
まあ、なんだか妙なものが沢山で面白いw
帰りは中央道を通ってきた。小仏トンネルで渋滞してたので、勝沼で下りて奥多摩越えて帰ってきた。帰りは9時間かかったw
バイクで来てくれたスーパーハイエンドコレクターのk氏は、帰りに中央道の途中でエンジン焼きついて電車で帰ってきたらしい・・・
ドナドナされて今日うちに届いた。
ピストン砕けてそうだけど直るかなw
今年は新東名に新名神と使って、最短ルートで走った。
四日市のジャンクションや新名神のおかげで渋滞もなく、500㎞ちょっとを7時間半ほどで着いた。
今年も岩牡蠣食えたw
他にも食って飲んでと色々あったが、写真は撮り忘れた・・・
この時期だから仕方がないが、しかしクソ暑かったな・・・
しかし楽しかったw
恒例のじゃんけん大会の景品。
まあ、なんだか妙なものが沢山で面白いw
帰りは中央道を通ってきた。小仏トンネルで渋滞してたので、勝沼で下りて奥多摩越えて帰ってきた。帰りは9時間かかったw
バイクで来てくれたスーパーハイエンドコレクターのk氏は、帰りに中央道の途中でエンジン焼きついて電車で帰ってきたらしい・・・
ドナドナされて今日うちに届いた。
ピストン砕けてそうだけど直るかなw
2019年8月1日木曜日
本格鉄漿?
より本物の鉄漿に近い方法をやってみる。
鋼材の切粉を集めて米酢に漬けておく。
一晩置くと泡が立って茶色の液体が出来上がる。
酢酸鉄の溶液になるらしい。
これを適当に水で薄める。
白骨化した鹿角を用意。
ちょっと細めでどうしよかなと思ってた物だった・・・
先ずは茶色の液体を塗る。
お茶っ葉に水を浸して作った液体(要は濃いお茶w)を塗る。
茶色かったのが黒くなる。
これを乾いては塗ってと何回か繰り返す。
酢酸鉄は水溶性なので染み込みやすい様だ。
濃いお茶のタンニンによって、酢酸鉄はタンニン鉄になって黒変する。
この方法の方が確実に染まって色落ちもし難そうだ。
難点はしばらく酸っぱい臭いがする事だ。
しかし酢酸は揮発性がある(そのため臭いがする)ので、しばらく置いておけば抜けてしまう。
とりあえずぶった切った。
こっちを使ってみようかな・・・
鋼材の切粉を集めて米酢に漬けておく。
一晩置くと泡が立って茶色の液体が出来上がる。
酢酸鉄の溶液になるらしい。
これを適当に水で薄める。
白骨化した鹿角を用意。
ちょっと細めでどうしよかなと思ってた物だった・・・
先ずは茶色の液体を塗る。
お茶っ葉に水を浸して作った液体(要は濃いお茶w)を塗る。
茶色かったのが黒くなる。
これを乾いては塗ってと何回か繰り返す。
酢酸鉄は水溶性なので染み込みやすい様だ。
濃いお茶のタンニンによって、酢酸鉄はタンニン鉄になって黒変する。
この方法の方が確実に染まって色落ちもし難そうだ。
難点はしばらく酸っぱい臭いがする事だ。
しかし酢酸は揮発性がある(そのため臭いがする)ので、しばらく置いておけば抜けてしまう。
とりあえずぶった切った。
こっちを使ってみようかな・・・
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