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2019年1月26日土曜日

生材撮り直し

 銀紙3号 生材 600倍
横画角約100μm
熱処理前は細かい二次炭化物がある。
熱処理後はこれらが固溶して、残ってるのは比較的大きなものだけになってるのが分かる。
丸い炭化物は析出による二次炭化物で、不規則な多角形の大きなものが共晶炭化物になる。
共晶炭化物は固溶しないので、溶融するまで形状が変わる事が無い。
 銀紙3号 生材 75倍
横方向が鋼材の長て方向
  







銀紙1号 生材 600倍
熱処理後と比較すると二次炭化物の溶け込み量が興味深い。





銀紙1号 生材 600倍
横方向が鋼材の長て方向

2019年1月25日金曜日

組織写真を撮ってみた

 ATS34 K-type マトリックスアイダで熱処理 600倍
横画角がちょうど100μm

 ATS34 K-type マトリックスアイダで熱処理 75倍
上下方向に僅かにメタルフローが見られ、これがムラになっている。
左右方向が鋼材の長手方向になる。

 銀紙3号 マトリックスアイダで熱処理 600倍
共晶炭化物の量や形状はATS34に近い。
組織はATS4によく似てる。

 銀紙3号 マトリックスアイダで熱処理 75倍
ATS34の様に明確なメタルフローは見えず、ムラは少ない。
銀紙1号 マトリックスアイダで熱処理 600倍
写真を撮った場所が比較的共晶炭化物が小さい場所だったが、平均的な大きさはATS34や銀紙3号と変わらない。むしろ量は多い様だ。


銀紙1号 マトリックスアイダで熱処理 75倍
横方向にメタルフローがある?
銀紙1号は基本的には440Cの系統なんだと思われる。

2018年11月8日木曜日

銀紙の組織

 銀紙1号と銀紙3号の組織を観察してみた。
先ずは銀紙1号の600倍。横の画角がちょうど100μm。
銀紙1号は系統としては440Cに近い。組織も似ていて共晶炭化物が多い。
10μm前後の共晶炭化物がジャリジャリ入っているが、これらはCrによる炭化物が主体なので、必要以上に耐摩耗性がいい訳ではなさそうだ。

銀紙1号の75倍。
クロスロール圧延で鋼材の長手方向は横方向だが、定尺では縦方向の方が長くなる。
クロスロールとはいえメタルフローはあるはずだが、銀紙1号の場合はほとんど判別がつかない。
銀紙3号の600倍。
銀紙1号よりは共晶炭化物は少ない。ATS34に似ている。
銀紙3号は14%Cr,1%Cで、系統としてはATS34に近い。Moが添加されてないだけともいえるかもしれない。

銀紙3号の75倍。
縦方向にメタルフローが見られる。クロスロールでも真四角に圧延している訳でないので、微妙に長手方向に鍛流線が出来る。
問題は鋼材の長手の直角方向に出来る事だ。
フラットバーの場合は長手方向に鍛流線が出来るが、クロスロールの場合それとは90度違くなる。
ブレードの強度としては長手方向の方がいいのかもしれないが、エッジが物を切る時を考えると90度の方向に鍛流線があった方がよさそうだ。
銀紙3号も炭化物の主体はCrによるものだ。ATS34の様にMoがないので耐摩耗性はそれほどでもなさそうだ。おそらくATS34の様に磨いてムラが出る事も少ないと思われる。