測定値はバラつきが大きかったが、概ねHRcで58程度の様だ。
440Cだとすればそのぐらいなのかもしれない。
組織を見てみた。
150倍。
樹枝状組織とはこんな感じなんだな。
やはり巨大なインゴットを鋳込んだ時の様な発達した樹枝状ではない様だ。
300倍。
ウネウネとしているのが一次炭化物に相当するものと思われる。
紐状につながってはいるものの、所々で切れて、ある程度の単位で塊になっている様に見える。
小刃を磨いてエッチングして観察しているので、ちょっと不鮮明な画像なのは勘弁w
一次炭化物は紐状に成長して不規則に絡まる様に分布している。
二次炭化物は定かではないが、微小な黒い点だ見えるものがそうだろうか・・・?
基地の結晶粒は粗くは見えない。
なんとも不思議な組織だ。
紐状の絡まった炭化物が刃先に出る事で、独特の切れ味になると思われる。思ったより基地も粗くないので、脆さも感じる事はない。
比較用のガーバーのフォルダー、これは一般的な440C。
150倍。
白く比較的大きい塊が一次炭化物。
300倍。
やや一次炭化物が少ない気がする・・・
もしかしたら440AかB?
600倍。
二次炭化物が溶け残っていて、基地の粗大化も見られない。適正な熱処理がされてる様だ。
こうして比較してみると、デンドライトスチールとは不思議な組織をしている。
鋳物という事ではあるが、単純な鋳物ではない。
結構絶妙なものなのかもしれない。
金属顕微鏡が二台になった・・・
出物があって思わず買ってしまった。
持ってた物と同じ機種なのだが、今度の方が程度がよかった。
照明の電源も付いていた。
この世代の機種なら2万円内で入手できれば、お買い得なのかもしれない。