熱処理出してたもう一本の方の小ナイフが戻ってきた。
R2だがマトリックスアイダでCRMO7の条件でやってもらった。
とりあえず800番掛ける。
そんでもってブラスト掛ける。
ガラスビーズを使ってる。
あとはひたすら手でコンパウンドを掛ける。
シースが乾いたのでタレに漬けた。
タレに漬けると防水性がよくなるが、それが目的でやってる訳ではない。
革は細かいコラーゲンの繊維がからみあった構造をしている。
ウェットフォームで柔らかくなるのも、この絡み合いが一時的に緩むから。
乾燥したあとはからみあいが固定されて形作られる。
繊維のからみあいには潤滑が必要で、その目的に油脂を浸み込ませる。潤滑がないと繊維が擦れあって摩耗する。
油分だけだと染み出やすいし、柔らかくなりすぎる。
そのため蝋分も加える。蝋は必要以上に繊維を柔らかくせず、限界を超えた力が加わるとからみあいが外れるので、繊維を断絶する事がない。
タレは油脂を効率よく染み込ませるために考えた物だ。油脂を溶剤で溶かして適用量均一に染み込ませる。
使う材料は全て天然素材で、アレルギーを別にすれば人体には無害なものだ。
タレはそんな考えで使っている・・・
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